◆「桑原弘明展」 2016年4月29日~5月9日

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「桑原弘明展」

平成28年4月29日(金)~5月9日(月)
12:00~19:00(最終日17:00まで)
入場無料 休廊なし


美しい小箱に一筋の光が差し込まれ突然目の前に現れる不思議な部屋や庭。また別の光が差し込まれる時その風景は様々に変化する。そしてその全てが驚異の極小オブジェであると気が付く時誰もがその不思議な世界の住人になる。一度観た者は必ず虜になる門外不出の幻のアート「スコープ」!!

桑原弘明氏のスコープ作品は、とても美しく装飾された真鍮の四角い箱で作られており、その小さな小箱はちょうど手の平に乗るほどの大きさです。その箱から突き出た覗き穴をのぞいて箱の側面や上部についている小窓に光を当てると不思議な風景が目の前に拡がります。それは美しい庭であったり、妖しい部屋であったり。しかもその全ては驚くほど極小で精巧なオブジェ(例えば机の上のザクロやリンゴは1mm!)で制作されているミニチュアの世界なのですが、全くそれを感じられないほど無限の空間が広がっています。そして別の小窓から光を差し込むとその世界が昼になったり、夕暮れになったり、夜になったりと時間が変化し、また今まで何も映っていなかった鏡に風景が現れたり、今まで無かった人影が突然映りこんだりと、目の前の情景が次々と移り変わっていきます。思わずその情景に自分が入り込んでしまったような感覚になってしまう小さな箱の中に拡がる繊細で緻密な不思議な小宇宙をぜひ体験してみて下さい。

桑原氏の作品はミリ単位で精巧に制作されたその細部の部品、内部の家具や小物、ネジの一本に至るまでその全てが手作りのため年に4~5点ほどしか制作されません。一年に一度銀座のギャラリーの個展において販売されますが、その超絶アートには大変ファンが多く毎回購入希望のファンが徹夜で行列し個展のオープンと同時に必ず完売してしまいます。そして作品を観ることができる機会はその個展期間中の約2週間のみで、ギャラリーのスタッフが作品毎に懐中電灯を照らしながら見せるため一日3回ほどの公開時間が決まっています。そして販売された作品はコレクターのもとに旅立ち通常は二度と観ることができないため幻のアートとも言われています。

今回の個展では新作3点(抽選販売を予定)と過去に発表された作品(3点を予定)を展示します。(今回は特別な公開時間はなくいつでも鑑賞していただけます。)小箱の中に封印された超絶極小の不思議な世界をぜひご覧下さい。


【作品販売についてのお知らせ】

今回の個展におきまして、作品「スコープ」3点及びオブジェ作品数点を販売させていただきます。

作品「スコープ」3点に関しましては抽選販売とさせていただきます。
抽選は会期中にギャラリーにて応募用紙に記入していただきます。
ご応募は1家族(1ご連絡先)当たり1件のみとさせていただきます。
会期終了後抽選の上、ご当選された方のみにご連絡させていただきます。
詳細等に関しましてはギャラリーにて応募用紙をお渡しする時にご案内させていただきます。


最終更新日

2016年5月11日