前田勝介個展 「旅に出よう!」100年前のパリへ
【開催日時】
2022年12月9日(金)~12月18日(日)
※12月14日(水)休廊
12:00~17:00(入場は無料)
※コロナウイルスの影響等により開催期間の変更、開催時間の変更、入場規制や開催中止等となる場合もありますので、必ず出発前に公式ホームページにて最新情報をご確認下さい。
眼の旅に出よう!小さなペーパートランクと一緒に100年前のパリへ
高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のアンティークトランクの世界的にも有数のコレクターである前田勝介氏。その自身の所蔵するトランクコレクョンを資料として、独自の製法で精密に再現した世界で唯一の紙で制作されたミニトランクは、それぞれ細部のディテールやひとつひとつの固有の旅の傷までも忠実に再現しています。その精巧なペーパーミニトランクは、ヨーロッパや米国を中心にコレクターがおり、フランスのトランク博物館にも収蔵されています。
今回前田氏は100年前のパリの風景を中心にさまざまな歴史的事実をテーマにして小さな額の中にそのペーパーミニトランクをジオラマのように収めた美しいアートフレーム作品を制作しました。それはまるで時が封じ込められた箱のようであり、観る者に美しさと浪漫を感じさせ100年前の世界へと誘ってくれます。
今回の個展ではそのアートフレーム作品約30点が展示・販売されます。まるで歴史の一コマを切り取って当時の空気感と時間を封じ込めたような小さなフレームの中を眺めながら、ペーパーミニトランクと一緒に時空を超えた素敵な旅にでかけて下さい。
前田勝介 略歴
イタリア・モダン家具製造・販売会社アルフレックス・ジャパンにて、製品開発・デザインを担当、ミラノ長期出張で「物の在り様」について多くを学んだ。その後、建築事務所チニ・ボエリ(MILANO)に勤務、帰国後、東京・六本木にデザインスタジオを開設、日本のリーディング・カンパニーと多岐にわたるデザイン業務を遂行した。その間に収集したルイ・ヴィトントランクは約100点。そのほとんどが1880年代から1940年代に受注生産で作られた貴重な物であり、関連小物や広告など当時の資料を含めた1000点以上の膨大なプライベートコレクションを展示会や個人ミュージアムなどで公開している。
<招待アーティスト>
田中玲子 Reiko Tanaka
子供の頃から工作と小さいものが好きで、独学で紙を使用したミニチュアを作り始め、2001年に「ジャパンガーデンショー」にて作品を展示した事をきっかけにミニチュア作家としての活動をスタート。2003年からドールハウス・ミニチュアの各ショーへの出展などで活動中。
主な出展
東京ドールハウスミニチュアショウ
日本ドールハウス協会中央支部共同作品展
ジャパンギルド・ミニチュアショー
Instagram: reikopaperminiature
YSGOOD_COLLECTION
東京生まれ。千葉県在住。
1974年より広告代理店のクリエイティブ部門のアートディレクター、クリエイティブディレクター、カメラマンを歴任。その後、おもちゃのタカラ(現在のタカラトミー)デザイン課(パッケージデザイン)、ジーンズのEDWINのS.P.S(広告宣伝、店舗プランニング室)を経て、1997年よりフリーランス。
グラフィックデザイン、写真撮影、など40年以上にわたり広告関係の仕事に携わる。
日経広告賞はじめ読売広告賞・交通広告グランプリなど国内外の広告賞を数々受賞。
現在は、今まで集めてきたアメリカ・ヨーロッパのヴィンテージ広告やノベルティなどのコレクションを使用して、シャドウボックスやドール用の小物の制作をしてドールやミニチュア等のイベントに出展しています。